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【事例】幅30cmの隙間に調味料棚をDIY|狭いキッチンの収納力を3倍にした方法

キッチンの幅30cm×高さ80cmの隙間に調味料20本以上を収納する棚をDIY。油はね対応の塗装、狭小スペースの設計工夫、材料リストと組立手順を全公開。

✍️ DIY棚メーカー編集部公開: 2026年4月11日
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📌 この記事のポイント

  • 幅30cm×高さ80cmの隙間に20本以上の調味料を収納
  • 油はねに強いウレタンニス仕上げで掃除も簡単
  • 材料費合計約3,200円の低コストで実現
  • 3ヶ月使用後のリアルな使用感と改善点を公開

課題・要件整理:狭いキッチンの調味料をどう整理するか

賃貸マンションのキッチンは作業スペースが限られ、調味料の置き場に困る方は少なくありません。今回のケースでは「冷蔵庫とレンジ台の間にある幅30cm×高さ80cmの隙間を活用したい」「調味料20本以上をまとめて収納したい」「コンロ横なので油はねに耐える仕上げにしたい」という要件がありました。

市販のスパイスラックは幅が合わなかったり奥行が深すぎたりで、このピンポイントの隙間にフィットする製品が見つかりません。DIYなら1mm単位でサイズを合わせられるため、自作を決断しました。

設計のポイント:狭小スペースに最大限の収納を

幅30cmの隙間を最大限に活かすため、外寸を幅280mm×奥行120mm×高さ780mmに設計しました。左右に各10mmのクリアランスを設けることで、出し入れ時にぶつけるストレスを解消しています。奥行120mmは一般的な調味料ボトル(直径50〜70mm)がちょうど1列で並ぶサイズです。

棚は5段構成にしました。各段の間隔は高さの異なる調味料に合わせて調整しています。下2段は間隔180mmで背の高い醤油・みりんボトル用、上3段は間隔120mmでスパイス小瓶・チューブ調味料用です。これで20本以上を余裕をもって収納できます。

油はね対策として、組立後に水性ウレタンニスを2回塗りしました。表面にコーティング被膜ができるため油汚れが染み込まず、濡れ布巾でサッと拭くだけで清潔を保てます。木材はSPF 1×4材(19mm×89mm)を使い、軽量かつ加工しやすい構成にしました。

💡 ポイント: 油はねが激しい場所に置く場合は、背面にアルミ板やステンレスシートを貼ると掃除がさらに楽になります。100均のアルミシートでも十分です。

材料リストと総費用

小さな棚なので材料費は非常に抑えられました。

  • 1×4材 6フィート(1,820mm)×2本: 約600円(@300円)
  • シナベニヤ 4mm厚(背板用)300mm×780mm: 約350円
  • 木工用ボンド(速乾タイプ): 約300円
  • 木ネジ 3.0×20mm ×20本パック: 約200円
  • 水性ウレタンニス(クリア): 約980円
  • サンドペーパー #180 / #320 各2枚: 約400円
  • L字金具 小型 ×10個: 約400円
  • 合計: 約3,230円

組立手順:ステップバイステップ

Step 1: 木材のカット。1×4材から側板2枚(780mm)、棚板5枚(242mm ※内寸に合わせて調整)をカットします。ホームセンターのカットサービスを利用すれば10分で完了。自宅ではサンドペーパー#180で切断面を整え、#320で全体を仕上げます。

Step 2: 側板への棚位置マーキング。側板の内側に、各棚板の位置を鉛筆でマークします。下から150mm(1段目)、330mm(2段目)、450mm(3段目)、570mm(4段目)、690mm(5段目)の位置です。左右の側板で必ず同じ高さになるよう、2枚を並べて同時にマーキングするのがコツです。

Step 3: 組立。まず木工用ボンドを棚板の端面に塗り、側板にマークした位置に押し当てます。直角を確認したら、外側からL字金具をネジ留めして固定。1段ずつ、下から順に組み上げます。ボンドが乾く前に全体の直角を確認し、歪みがあれば修正しましょう。

Step 4: 背板の取り付け。シナベニヤを背面にボンド+小釘で固定します。背板があるだけで横方向の剛性が大幅にアップし、棚全体がしっかりします。

Step 5: ウレタンニス塗装。全体にウレタンニスを薄く1回目を塗り、6時間以上乾燥。乾いたら#320で軽くやすりがけして2回目を塗ります。2回塗りで十分な耐水・耐油性が得られます。

完成後の使用感と改善点

設置してから3ヶ月、毎日の料理で使い続けた実感です。幅30cmの隙間がデッドスペースから「最も手が届きやすい調味料ステーション」に変わりました。よく使う塩・胡椒・醤油を中段に置き、使用頻度の低いスパイスを上段にまとめたことで、調理中の動線が格段に改善しました。

ウレタンニス仕上げは正解で、コンロ横の油はねも濡れ布巾で拭くだけで綺麗になります。週に1回の拭き掃除で新品のような状態を維持できています。改善点としては、棚板を固定式にしたため調味料のサイズが変わると配置に悩むことです。次に作るなら、側板にダボ穴を等間隔で開けて棚板を可動式にすると柔軟性が上がります。また、最下段にキャスター付きの引き出しトレーを追加すれば、奥の調味料も取り出しやすくなるでしょう。背面にマグネットシートを貼って、マグネット式のスパイスケースを付けるアイデアも検討中です。

同じように作りたい方へのアドバイス

狭い隙間に棚を作る際、最も大切なのは採寸の正確さです。隙間の幅は上・中・下の3箇所で測り、最も狭い値を基準にしてください。クリアランスは片側5〜10mm取ると出し入れがスムーズです。また、キッチンで使う棚は必ず耐水・耐油の塗装を施しましょう。無塗装の木材は油染みがつくと取れなくなります。

💡 ポイント: 当サイトの棚シミュレーターで棚板の枚数や間隔を事前にシミュレーションできます。材料費の概算も出るので、ホームセンターに行く前にぜひ試してみてください。

よくある質問

Q.1×4材ではなく100均のすのこでも作れる?

A. 100均のすのこでも小型のスパイスラックは作れますが、耐久性と寸法の精度が劣ります。毎日使うキッチン棚ならホームセンターの1×4材のほうが長持ちし、カットサービスで正確な寸法に仕上がるのでおすすめです。

Q.ウレタンニス以外で油はね対策になる塗料は?

A. ワトコオイルやブライワックスは浸透型なので油はね対策には不十分です。表面に膜を作るウレタンニスかラッカーが最適。食品に触れる可能性がある場合は「食品衛生法適合」の表記がある製品を選びましょう。

Q.幅30cm以下の隙間でも作れる?

A. 幅20cm程度まで対応可能です。奥行を80〜100mmにして小型スパイスボトル専用にすれば、かなり狭い隙間でも活用できます。幅15cm以下なら市販のスリムラックも選択肢に入ります。

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