ラブリコとは
ラブリコ(LABRICO)は、平安伸銅工業が販売する2×4材用の突っ張りアジャスターです。木材の上下にアジャスターを取り付け、天井と床で突っ張ることで、壁に穴を開けずに柱を立てられます。賃貸DIYの定番アイテムとして、多くのDIY愛好家に支持されています。
ディアウォールとの最大の違いは固定方式です。ラブリコはジャッキ(ネジ)式で、設置後もキャップを回すだけで高さの微調整が可能。固定力も高く、重い本棚などにも対応できます。カラーバリエーションも豊富で、ホワイト・ブラック・ブロンズなどインテリアに合わせて選べます。
この記事では、ラブリコを使ったおしゃれな棚の活用アイデアを10選紹介します。各アイデアに推奨サイズ・必要な部材数・概算費用を掲載しているので、気に入ったアイデアがあればすぐに設計を始められます。
アイデア①:キッチン調味料棚
キッチンのコンロ横やシンク上のデッドスペースに、スリムな調味料棚を設置するアイデアです。1×4材を使えば奥行き89mmのスリムな棚板になり、調味料ボトルがちょうど1列並ぶサイズ感。見た目もすっきりまとまります。
油はねが気になるコンロ周りでは、棚板にウレタンニスを塗装しておくと掃除が楽になります。スパイスラック風にすればカフェキッチンのような雰囲気に。
- ▸推奨構成:柱2本(1×4材 or 2×4材)+棚板3〜4段
- ▸必要部材:ラブリコ1×4用2個、1×4材2本(柱)、1×4材3〜4本(棚板)、棚受け金具6〜8個
- ▸概算費用:約3,500〜5,500円
💡 ポイント: キッチンでは耐水性が重要。棚板にウレタンニスやワックスを塗ると水や油に強くなります。
アイデア②:洗面所タオル棚
洗面所の壁面にタオルや洗剤を収納する棚を設置するアイデアです。洗面台と洗濯機の間のわずかな隙間にも柱を立てられるのがラブリコの強み。バスタオルを畳んで収納できる奥行き(2×4材柱+棚板)がちょうど良いサイズです。
湿気が多い洗面所では、棚板に防カビ処理を施すか、メラミン化粧板やステンレスのバスケットを使うとメンテナンスが楽です。
- ▸推奨構成:柱2本(2×4材)+棚板3段+タオルハンガー
- ▸必要部材:ラブリコ2×4用2個、2×4材2本、棚板3枚(1×6材 or パイン集成材)、L字金具6個
- ▸概算費用:約5,000〜7,500円
アイデア③:デスク上の収納棚
在宅ワークのデスク上にモニター上部や左右の空間を活用する収納棚です。デスクの天板を挟まず、床から天井まで柱を立てることで、デスクの模様替えにも対応できる柔軟なレイアウトが可能です。
上段にはあまり使わない参考書や書類、中段にはよく使う文房具やガジェット、下段にはモニター台を兼ねた棚板を配置すると、使いやすい在宅ワーク環境が完成します。
- ▸推奨構成:柱2本(2×4材)+棚板3〜5段
- ▸必要部材:ラブリコ2×4用2個、2×4材2本、棚板3〜5枚、チャンネルサポート2組(高さ調整可能)
- ▸概算費用:約6,000〜10,000円
💡 ポイント: チャンネルサポート(棚柱)を使えば、棚板の高さを後から自由に変えられます。収納物が変わりやすいデスク周りにおすすめ。
アイデア④:玄関シューズラック
玄関の空きスペースに靴を収納するラックを設置するアイデアです。備え付けのシューズボックスでは足りない靴を、見せる収納としてディスプレイできます。
棚板の間隔をスニーカー用(約15cm)、ブーツ用(約30cm)と変えると効率的。来客用のスリッパ置き場としても活用できます。玄関は人目に付く場所なので、木材をブライワックスなどで塗装するとぐっとおしゃれになります。
- ▸推奨構成:柱2本(2×4材)+棚板4〜6段
- ▸必要部材:ラブリコ2×4用2個、2×4材2本、1×4材4〜6本(棚板)、L字金具8〜12個
- ▸概算費用:約5,500〜8,000円
アイデア⑤:テレビ背面壁面収納
テレビの背面に壁一面の収納棚を作るアイデアです。テレビ台の代わりにラブリコで壁面を棚にすることで、AV機器・ゲーム機・DVD・スピーカーなどをまとめて収納できます。
テレビは壁掛け金具をラブリコ柱に取り付けることで、壁掛けスタイルにもできます。柱の裏にケーブルを通す穴を設けると、配線もすっきり隠せます。ラブリコ強力タイプ(耐荷重40kg/本)を使えばテレビの重さにも対応可能です。
- ▸推奨構成:柱3〜4本(2×4材)+棚板4〜6段+テレビ壁掛け金具
- ▸必要部材:ラブリコ強力タイプ3〜4個、2×4材3〜4本、棚板4〜6枚、チャンネルサポート、壁掛け金具
- ▸概算費用:約12,000〜20,000円
💡 ポイント: テレビを壁掛けにする場合は、ラブリコ強力タイプを使い、柱を3本以上立てて強度を確保しましょう。
アイデア⑥:子供部屋の絵本棚
子供が自分で取り出せる高さに絵本を並べる「見せる絵本棚」です。棚板の手前にストッパー(細い角材)を取り付ければ、表紙を見せて収納するブックディスプレイ風に仕上がります。
子供の成長に合わせて棚板の高さを変えられるのがDIYの魅力。チャンネルサポートを使えば、ネジ1本外すだけで棚の位置を変更できます。角は紙やすりで丸く仕上げ、安全に配慮しましょう。
- ▸推奨構成:柱2本(2×4材)+棚板3〜4段+ストッパー
- ▸必要部材:ラブリコ2×4用2個、2×4材2本、1×6材3〜4枚(棚板)、角材(ストッパー用)、L字金具6〜8個
- ▸概算費用:約5,000〜8,000円
アイデア⑦:クローゼット内の追加棚
クローゼット内のデッドスペースに追加の収納棚を設置するアイデアです。既存のハンガーポールの上や横の空間に柱を立てて棚板を追加すれば、バッグ・帽子・季節物の衣類を効率的に収納できます。
クローゼット内は見えない場所なので、木材の塗装は不要。コストを抑えたい方にはSPF材をそのまま使うのがおすすめです。
- ▸推奨構成:柱2本(2×4材)+棚板2〜3段
- ▸必要部材:ラブリコ2×4用2個、2×4材2本、棚板2〜3枚、L字金具4〜6個
- ▸概算費用:約4,000〜6,000円
アイデア⑧:ベランダのガーデニング棚
ベランダに植木鉢やプランターを並べるガーデニング棚です。ベランダの天井(屋根の下面)と床で突っ張ることで、限られたスペースを立体的に活用できます。
屋外で使用するため、木材には防腐・耐水塗料を必ず塗りましょう。キシラデコールやオスモカラーなどの浸透性塗料がおすすめです。また、風による転倒防止のため、突っ張りの固定力は定期的に確認してください。
- ▸推奨構成:柱2本(2×4材)+棚板3〜4段
- ▸必要部材:ラブリコ2×4用2個、2×4材2本、棚板3〜4枚(防腐処理済み)、L字金具6〜8個、防腐塗料
- ▸概算費用:約6,000〜9,000円(塗料含む)
💡 ポイント: ベランダは日光や雨に晒されるため、半年に1回は木材の状態とアジャスターの突っ張り具合を点検しましょう。
アイデア⑨:ペット用品収納
ペットのフード・おもちゃ・リード・トイレシートなど、散らかりがちなペット用品をまとめて収納する棚です。リビングの一角に専用の収納スペースを作ることで、生活感を抑えつつ取り出しやすい収納が実現します。
下段にはペットのフードストッカー、中段にはおもちゃやケア用品、上段にはストック品を配置するのがおすすめ。S字フックを棚板やリードの吊り下げに活用すると便利です。
- ▸推奨構成:柱2本(2×4材)+棚板3段+フック
- ▸必要部材:ラブリコ2×4用2個、2×4材2本、棚板3枚、L字金具6個、S字フック数個
- ▸概算費用:約5,000〜7,000円
アイデア⑩:ディスプレイ棚(フィギュア・雑貨)
フィギュア・ミニチュア・雑貨・レコードなど、趣味のコレクションを美しくディスプレイする棚です。LED テープライトを棚板の裏に貼れば、ショーケースのような照明演出が可能。
ホコリが気になるフィギュアには、透明アクリル板で前面を覆う方法もあります。棚板の間隔はコレクションの高さに合わせて自由に設計できるのがDIYの強みです。
- ▸推奨構成:柱2本(2×4材)+棚板4〜6段+LEDテープライト
- ▸必要部材:ラブリコ2×4用2個、2×4材2本、棚板4〜6枚(パイン集成材)、チャンネルサポート2組、LEDテープライト
- ▸概算費用:約7,000〜12,000円(LEDライト含む)
💡 ポイント: LEDテープライトは電球色(3000K)を選ぶと暖かみのある雰囲気に、昼白色(5000K)を選ぶとクリアな照明になります。
設計ツールでの具体的な設計手順
気に入ったアイデアが見つかったら、当サイトのシミュレーターで実際の設計を始めましょう。手順はとても簡単です。
- ▸Step 1:トップページのシミュレーターを開く
- ▸Step 2:天井高を入力する(メジャーで実測した値)
- ▸Step 3:アジャスター(ラブリコ/ディアウォール等)を選択する → カット寸法が自動計算
- ▸Step 4:棚板の段数と間隔を設定する
- ▸Step 5:材料リスト・費用概算を確認し、必要に応じてAmazonで購入
💡 ポイント: テンプレートから近いデザインを選んでカスタマイズすれば、ゼロから設計する手間が省けます。
テンプレートから選んでカスタマイズする方法
ゼロから設計するのが不安な方は、当サイトのテンプレートギャラリーから近いデザインを選んで、自分の部屋のサイズに合わせてカスタマイズするのがおすすめです。
テンプレート一覧ページでは、本棚・キッチンラック・壁面収納・クローゼット棚など、用途別にデザインが用意されています。テンプレートをクリックするとシミュレーターに設計が読み込まれるので、天井高を変更し、棚板の段数や間隔を調整するだけで自分だけのオリジナル棚が完成します。
よくある質問
Q.ラブリコとディアウォールの違いは何ですか?
A. 最大の違いは固定方式です。ラブリコはジャッキ(ネジ)式で固定力が高く、設置後の微調整も可能。ディアウォールはバネ(スプリング)式で工具不要の手軽さが魅力です。耐荷重はどちらも約20kgですが、ラブリコには40kg対応の強力タイプもあります。詳しくは当サイトの比較記事をご覧ください。
Q.ラブリコの耐荷重はどのくらいですか?
A. 通常のラブリコ(2×4用)で約20kg/本、ラブリコ強力タイプで約40kg/本が目安です。2本柱で棚を組む場合、棚全体ではおよそ2倍の荷重に対応できます。ただし、棚板の耐荷重や取り付け方法にも影響されるため、余裕を持った設計をおすすめします。
Q.10選のアイデアで最もコストが安いのはどれですか?
A. 最もコストが安いのは「キッチン調味料棚」で、1×4材とラブリコ1×4用を使えば約3,500円から作れます。次いで「クローゼット内の追加棚」が約4,000円からと低コストです。いずれも見えない場所や小さな棚なので、塗装を省略すればさらにコストダウンできます。
Q.ラブリコの柱は何本まで立てられますか?
A. 設置スペースと天井の強度が許す限り、何本でも立てられます。ただし、石膏ボードの天井に多くの柱を集中させると、天井に負荷がかかりすぎる場合があります。一般的な住宅では4〜6本程度が実用的な範囲です。天井の下地(梁や野縁)の位置に合わせて設置すると、より安定します。
Q.ラブリコ棚を解体して引っ越し先で再利用できますか?
A. はい、可能です。ラブリコのアジャスターはジャッキを緩めるだけで取り外せます。引っ越し先の天井高が異なる場合は、木材の長さ調整が必要ですが、アジャスターと棚受け金具はそのまま再利用できます。天井高が低くなる場合はカットするだけ、高くなる場合は木材を新調する必要があります。