洗濯機上は最大のデッドスペース
一般的な洗濯機の高さは約95〜105cm。天井まで約80〜100cmの空間が丸ごと未利用になっているケースがほとんどです。洗剤・柔軟剤・タオル類をここに集約するだけで、洗面所全体の収納力が劇的に向上します。
市販のランドリーラックは設置できる洗濯機の幅が限られますが、DIYなら横幅600〜800mmと奥行き250〜300mmを自由に設計できます。ラブリコを使えば穴あけ不要で賃貸でも設置可能です。
材料と費用の目安
基本構成(柱2本・棚板3枚)の材料費は7,000〜10,000円が目安です。ホームセンターでカットしてもらえば工具はほぼ不要です。
- ▸2×4材(柱用・2本):1,600〜2,400円
- ▸ラブリコ 2×4アジャスター(2セット):2,000〜2,800円
- ▸パイン集成材 600×250×18mm(棚板・3枚):2,400〜3,600円
- ▸L字ブラケット(6個):600〜900円
- ▸ビス・ネジ一式:300〜500円
💡 ポイント: 洗面所は湿気が多いため、棚板には撥水ニスを1〜2回塗ることを強くおすすめします。乾燥時間は各回4時間程度です。
設置手順と注意点
まず洗濯機の両側に柱を立てます。床から天井の寸法を正確に測り、ラブリコなら天井高−95mmにカットします。柱間の棚板幅は洗濯機幅+100〜200mmが使いやすい寸法です。
棚板の高さは最下段を洗濯機のフタより15cm以上高くすることがポイントです。全自動ドラム式の場合はフタの開口に注意し、最下段棚の位置は設置前に確認してください。
当サイトのDIY棚シミュレーターでは洗濯機上ラック専用テンプレートを用意しています。天井高を入力するだけで柱のカット寸法と棚板サイズが自動計算できます。
作業の流れと所要時間
ランドリー棚の製作は、準備・組み立て・仕上げの3工程に分けると効率的に進められます。まず準備段階では、天井高の計測と2×4材のカット指示書の作成を行います。ホームセンターのカットサービスを利用すれば自宅にノコギリがなくても問題ありません。棚板にはあらかじめサンドペーパー(180番→240番の順)をかけておきましょう。所要時間は買い出し込みで約1〜2時間です。
組み立て工程では、まず2本の柱にラブリコアジャスターを取り付け、天井と床の間に固定します。次にL字ブラケットを柱に仮止めし、水平器で棚板の位置を確認してから本締めします。この工程で最も多い失敗は、棚板の高さを目分量で決めてしまうことです。必ずマスキングテープで位置をマークしてからビス止めしてください。電動ドライバーがあれば組み立ては30〜40分で終わります。
仕上げ工程では、撥水ニスの塗装と乾燥を行います。洗面所は湿度が高い環境のため、ニスは2回塗りが基本です。1回目を塗ったら最低4時間乾燥させ、軽くサンドペーパー(400番)で表面を整えてから2回目を塗ります。乾燥待ちの間に工具の片付けや掃除を済ませておくと、トータルの作業時間を半日程度に収めることができます。
収納力アップのアレンジ例
棚板の間隔を変えることでさらに使いやすくなります。上段(幅300mm)にはタオル類、中段(幅250mm)に洗剤・柔軟剤のボトル、下段(幅350mm)には洗濯ネットや着替えバスケットを置く構成が人気です。
- ▸有孔ボードを棚の背面に取り付けてフックを追加する
- ▸突っ張り棒を棚柱間に渡してタオルハンガーにする
- ▸バスケットや仕切りケースを活用して分類収納する
- ▸カーテンレールを棚下に取り付けて目隠しにする
よくある質問
Q.洗濯機を動かさずに設置できる?
A. はい。ラブリコは洗濯機の左右に柱を立てるだけなので、洗濯機を移動させる必要はありません。柱位置を洗濯機の両外側に配置するのがポイントです。
Q.棚板はどれくらいの重さに耐えられる?
A. パイン集成材18mm厚・棚幅600mmで棚板1枚あたり10〜15kg程度が目安です。洗剤ボトル(約1〜2kg)やタオル類(約3〜5kg)なら十分対応できます。
Q.湿気対策はどうする?
A. 棚板に撥水ニスを塗るほか、柱と床・天井が接する部分にゴムパッドを挟むと水濡れによる劣化を防げます。棚下に除湿剤を置くのも効果的です。
Q.総費用はいくらくらい?
A. 材料費は7,000〜11,000円が目安です。ニスや刷毛など塗装用品を加えると合計8,000〜13,000円程度。市販のランドリーラック(15,000〜25,000円)と比較してかなり安く仕上がります。